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無料インターネットを導入する前に知りたい種類やメリット・デメリット
近年インターネットがインフラとして身近なものになってきたことから、無料インターネットサービスは多くの賃貸物件で導入されています。
実際に募集のあるインターネット無料の物件を検索してみますと、福岡県内だけで5,608件のインターネット無料物件があります。(2022年11月現在)
ですが、一口に無料インターネットと言っても、いろいろな種類の回線・設備があります。
今回の記事ではそれぞれに一長一短がある、無料インターネットの回線・設備の種類をご紹介します。
ご自身の物件や経営方針に沿った無料インターネットを選ぶ一助になれば幸いです。
参考:2022年の空室対策に必要な設備ランキング(https://ys-p.com/ranking-of-equipment-needed-to-prevent-vacancies/)
参考:家賃を上げる設備ランキング2022年版(https://ys-p.com/ranking-of-facilities-that-raise-rent/)
光回線配線方式(屋外:光ファイバー / 建物内:光ファイバー)
建物の外と建物の中の両方を光ファイバーで接続する方式です。
光ファイバーケーブルは劣化しにくいため、一度配線した設備は長く使うことができます。
しかし、1戸につき1回線契約の形になることが多く、戸数が多くなるとコストが大きくなりやすいです。
回線費用は高くなりますが、通信の速さや安定性が高く利用者の満足度が高いため、利用者の満足度を重視する場合は光配線方式がベストです。
LANケーブル分配方式(屋外:光ファイバー / 建物内:LANケーブル)
建物の外は光ファイバー、建物の中をLANケーブルで接続する方式です。
LANケーブルの規格が古すぎなければ、光配線方式と同等の速さも出ます。
LAN配線方式であれば、宅内の配線をDIY(もしくはは町の電気店など)で行うこともできコストを下げることができます。
その際、配線の設備更新が容易に行えるように、配線に配管を用いると将来にわたって使うことができます。
FTTN方式(屋外:光ファイバー / 建物内:同軸ケーブル)
ケーブルTVと同じ線(同軸ケーブル)を使うため、ケーブルTVとセットで導入することが多い回線方式です。
建物の外は光ファイバー、建物内部を同軸ケーブルで接続します。
同軸ケーブルはノイズの影響を受けやすいため、配線場所によってはインターネットが遅くなってしまうことや途切れてしまうこともあります。
ケーブルTVの会社によっては設備費用などを負担してもらえることもあり、初期費用の負担が軽い反面、ノイズによる接続不良が発生しやすい環境の場合は利用者からの不満になることもあります。
参考:だから快適!在宅リモートワークのためのお部屋探し(https://ys-p.com/remote-work/)
VDSL方式(屋外:光ファイバー / 建物内:電話回線)
既設の電話回線を使うため、建物内の配線工事が不要です。
新規で敷設されることはありませんが、古いマンションやアパートなどで新規の配線を行うことが難しい場合にはまだ使われています。
電話回線を使うため、同軸ケーブル(FTTN方式)同様にノイズの影響を受けやすいです。しかし、同軸ケーブルより帯域が広いため、ノイズの影響が深刻になりにくいです。
まとめ
配線方式にの種類によって、コストや利用者満足度に違いがあります。
利用者満足度を重視する場合は光回線配線方式やLANケーブル分配方式が適しています。
また、コストを抑えたい場合はFTTN方式やVDSL方式が適しています。
弊社ワイズパートナーでは「無料インターネット提供各社がどの配線方式か」というご質問や、DIYについてのご相談も可能です。