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洪水に強いお部屋の探し方
今年も全国各地で大雨による水害が発生しています。
福岡県におきましても河川の氾濫や土砂崩れによる被害が発生しています。
気象庁気象研究所の発表したデータによりますと、線状降水帯は過去45年間の間に2.2倍に増えているようです。
いつどこで水害にあうかはだれにも分かりません。
あなた自身が水害に直面したときに後悔しないため、水害に強いお部屋を探してみませんか。
出典:気象庁気象研究所 令和4年5月20日の報道発表資料(https://www.mri-jma.go.jp/Topics/R04/040520/press_release040520.pdf)
水害に弱いお部屋の特徴は
水害に強いお部屋を探すまえに、まずは水害に弱いお部屋をみていきましょう。
そのあと、それぞれの弱い部分にたいしてどうお部屋探しを進めていくかをご紹介します。
【水害に弱い物件の特徴】
・大きな川や池などが近くにある
・山や崖などが近くにある
・土地が低い
・階数が低い
水害に強いお部屋の探し方
それでは、水害に弱い物件の特徴をもとに「水害に強いお部屋」の探し方をご紹介していきます。
【対策:大きな川や池などが近くにある】
大きな川や池などがあふれたとき、その水はまわりに流れていきます。
あふれ方によっては街全体が浸水するようなこともありますので何mや何km離れれば大丈夫ということはないのですが、やはり川や池から近いほど被害にあいやすくなりますので、被害にあいたくない方はできるだけ水辺から離れた物件を選びましょう。
近くに大きな川や池があるかどうかは、不動産会社に聞いたり地図を見ると分かります。
【対策:山や崖などが近くにある】
洪水による被害は浸水だけでなく、がけ崩れや土石流もあります。
じわじわ被害が広がっていく浸水と違い、がけ崩れや土石流はすぐさま命にかかわる状況になることもあります。
がけ崩れや土石流は、土砂災害ハザードマップにのっていますので参考になさってください。
また、近くに山や崖があるかどうかは地図をみたり不動産会社に聞いても分かります。
参考:重ねるハザードマップ(https://disaportal.gsi.go.jp/)
【対策:土地が低い】
水は低いところへ流れますので、水害への強さにおいて土地の高さは重要です。
物件のある土地の高さは、国土地理院の地図から簡単に調べることができます。
参考:国土地理院 土地の高さを知る(https://maps.gsi.go.jp/help/intro/school/tochi.html)
【対策:階数が低い】
1階より2階、2階より3階のほうが浸水しにくいのはご存じの通りだと思います。
階数が増えるほど浸水への安全性は高くなりますが、高ければ高いほどいいかというと、やはりそうではないように思います。
階数が上がれば上がるほど選べる物件の数は減っていきますし、高所恐怖症の方は高すぎないほうが生活しやすいはずです。
そこで、洪水対策のために何階を選べばいいかの目安を調べる方法をご紹介します。
まずは建物の高さについてみていきましょう。
天井高(床から天井までの高さ)は最低2.1mと建築基準法で決まっています。
天井高のほかにも、天井から次の床までの高さなどもありますので、1階上がるごとに少なくとも2.6mほどは高くなるかと思います。
次に自治体が発表している洪水ハザードマップには、想定される浸水深(例:0.5~3m)が記載されています。
参考:重ねるハザードマップ(https://disaportal.gsi.go.jp/)
あとは1階あたりの高さ2.6mとハザードマップの浸水深を使えば目安の階数を計算することができます。
誰でも簡単に計算できるようにハザードマップの浸水深を入力するだけで計算できる計算ツールを用意しました。
浸水しにくい階数を計算するツール
浸水深はハザードマップ(https://disaportal.gsi.go.jp/)からお調べください。
こちらのツールはどなたでも自由にご紹介いただけます。
その際、「https://ys-p.com/how-to-find-a-flood-resistant-room#keisantool」にリンク頂きますと計算ツールに直接飛べます。
まとめ
洪水に強いお部屋を探す方法をご紹介しました。
ハザードマップは発生確率0.1%の大災害を想定して作成されていますが、実際の災害はその予想を超えることもあります。
なので部屋の階数や崖からの距離なども少し余裕をもったほうがよいかもしれません。
弊社ワイズパートナーは福岡県専門の不動産会社です。
福岡県で洪水に強いお部屋をお探しの方はお気軽にご相談ください。