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なぜ賃貸物件にはタンクレストイレが少ないのか

タンクレストイレ-イメージ

 

最近では公共の場でもタンクレストイレを見かけることが多くなってきました。
実はタンクレストイレは1993年に開発されており、30年の歴史があるんです。
そんなタンクレストイレですが、賃貸物件ではほとんど見かけることがありません。
今回の記事では、なぜ賃貸物件にはタンクレストイレが少ないのかご紹介します。

 

タンクレストイレのメリット

 

その名のとおりタンクレストイレはタンクがありません、そのため省スペースでスタイリッシュです。
そしてタンクがないことにより凹凸が少なく掃除がしやすいメリットがあります。
また、タンク式トイレはタンクに水を貯めるのに対して、タンクレストイレは水道から直接水を流すため節水になります。

 

タンクレストイレのデメリット

 

水道の水圧を使って洗浄しているため、水圧が低いと設置できません。
また、電磁弁で水道の開け閉めを行っているため、停電に弱いという特徴もあります。
タンクレストイレは壊れた場合に、部品のみの交換ができず、まるごと交換になりやすいというデメリットもあります。

 

実際のところ、本当に賃貸物件にタンクレストイレは少ないのか

 

2023年現在、ポータルサイトに掲載されている福岡県の全賃貸物件の情報(40万5450件)を分析した結果、タンクレストイレは全物件の0.09%(373件)しかなく、1%どころか0.1%ほどしかありません。
全賃貸物件の66.65%(2万7263件)に温水洗浄便座が導入されていることを考えると、タンクレストイレはほとんど普及してないといえます。

 

賃貸物件にタンクレストイレが少ないのはなぜなのか

 

デメリットに書いたとおり、タンクレストイレは修理する際に丸ごと交換になるケースが多くあります。
もし丸ごと交換になり本体在庫がない場合、在庫取り寄せの時間も含めて長期間トイレが使えなくなります。
そのため、部品交換で早く修理ができるタンク式トイレが多く使われています。
お部屋を借りた人がトイレ修理待ちで困らないためというのが、賃貸物件にタンクレストイレが少ない一つ目の理由です。

 

次にタンクレストイレとタンク式トイレでは、やはりタンクレストイレのほうが本体価格が高いです。
また、例えばパッキン等の部品交換と比べて、本体を丸ごと交換するとやはり修理費用は高くなります。
設置や修理に高い金額がかかればその分の家賃をあげないといけませんから、タンクレストイレにこだわりのある人以外は借りづらくなります。
不必要に家賃をあげないためというのが、賃貸物件にタンクレストイレが少ない二つ目の理由です。

 

まとめ

 

タンクレストイレの物件は全賃貸物件の0.1%ほどしかありません。

賃貸物件にタンクレストイレが少ない理由は、「修理が長期化しやすいことと、家賃を不必要に上げないため」でした。

弊社ワイズパートナーでは、タンクレストイレに限らず楽器やペットなど難しい条件の物件も丁寧にお探ししております。

福岡県で賃貸物件をお探しのお客様はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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