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意外と知らない全国唯一の上水道がない市
福岡県には全国唯一の「上水道がない市」がありますが、県民にもあまり知られていません。
今日は知られざる上水道がない市についてご紹介します。
上水道のない市の特徴
その市は大分県日田市のとなりにあります。
その市は土蔵造りの建物が並ぶ白壁の町並みがあります。
その市は自然が豊かなので森林セラピー基地や棚田があります。
その市は日当たりがよく水源が豊富なので農業が盛んです。
その市は「九州三大麺どころ」の一つで、県内トップクラスの乾麺の生産量を誇っています。
その市はフルーツ王国と呼ばれています。
上水道のない市の正体は
すでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、全国で唯一の「上水道がない市」はうきは市です。
うきは市は、東は大分県日田市、西は久留米市、北は朝倉市、南は八女市と隣接しています。
江戸時代には宿場町として栄え、今でも築後吉井には白壁の町並みがのこっています。
自然も豊かなうきは市には森林セラピー基地がありますが、なんと九州北部ではじめて認定された基地だそうです。
うきは市は地下水が豊富なため上水道がありません。それだけでなく、上水道のない市は全国で唯一です。
(市でなければ熊本県嘉島町や北海道東川町も水道のない町として有名です)
実際に福岡県が公表している「令和3年度 福岡県の水道」においても、うきは市の上水道は0となっています。
出典:福岡県 令和3年度福岡県の水道(https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuokakennnosuido-r03.html)
水道がいらないほどの豊富な地下水とおだやかな気候により、うきは市はフルーツ王国として名を馳せています。