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鍵が回りにくくなったときに潤滑スプレーを使っていませんか?

鍵-ディンプルキー

 

鍵が回りにくくなって不便に感じたことはありますか。
外出が多い日は鍵を何度も開け閉めすることになりますが、そのたびに引っかかりを感じるのはストレスですよね。
そこで改善しようとして、やってしまいがちなのが「鍵や鍵穴に潤滑スプレー」を使うことです。
しかし潤滑スプレーを鍵穴に使うのは実は逆効果です。
今回の記事では、鍵が回りにくくなったときに「やってはいけないこと」と「正しい改善策」をご紹介します。

 

なぜ潤滑スプレーを使ってはいけないか

 

潤滑スプレー-鍵穴-使ってはいけない

 

ホームセンターにいけばクレ5-56をはじめとして多種多様な潤滑スプレーが置いてあります。
動きの悪くなったドアや自転車、ファスナー、ハサミなどに潤滑スプレーをふきかけると、なめらかに動いてくれるようになります。
そのため、回りにくい鍵も潤滑スプレーを使えば、また回りやすくなりそうに思えます。
たしかに鍵穴に潤滑スプレーを使うと滑りがよくなり、しばらくの間は鍵を回しやすくなります。
しかし、時間がたつにつれホコリやチリなどが潤滑剤にくっつき徐々に鍵穴をつまらせてしまうことはあまり知られていません。
最悪のケースでは鍵が完全に回せなくなってしまうこともあります。

 

実際に、クレ5-56を販売している呉工業株式会社も「鍵穴にクレ5-56を使わないよう」に案内しています。
出典:5-56を知る 呉工業株式会社(https://www.kure.com/5-56series/faq/)

 

シリコーンスプレーも鍵穴に使ってはいけない

 

 シリコーンスプレー-潤滑スプレー-バツ

 

また潤滑スプレーと同様に、シリコンスプレーを鍵穴に使うのも危険です。
シリコーンスプレーも油分が含まれていますので、潤滑スプレーのように鍵穴が詰まってしまいます。

 

鍵が回りにくくなったときの正しい対処法

 

鍵-鉛筆-マル

 

もし鍵が回りにくくなったときは、鉛筆かシャープペンシルで対処できます。
使い方は簡単で、鍵のギザギザやクボみの表面を鉛筆(シャープペンシル)でなぞるだけです。
(芯が折れてつまる可能性があるため、鍵穴ではなく鍵をなぞりましょう!)
鉛筆にふくまれる黒鉛が滑りをよくして鍵を回しやすくしてくれます。
そして黒鉛はサラサラでホコリがくっつくことはないので鍵穴を詰まらせることもありません。

 

鍵メーカーの美和ロックのHPでも鉛筆を使ったメンテナンス方法が紹介されています。
出典:お手入れ方法 美和ロック株式会社(https://www.miwa-lock.co.jp/tec/support/safe.html)

 

鍵穴専用-潤滑スプレー-マル


また鍵穴がつまらない鍵専用の潤滑スプレーも販売されています。
鍵専用の潤滑剤ではホコリやチリが詰まらないように、油分のかわりに粉末が使われています。
鉛筆の黒鉛は同じような性質を持っているため代用できるのです。

 

まとめ

 

鍵が回りにくくなったときに潤滑スプレーを使ってはいけない理由と、家にあるもので手軽にできる対処法をご紹介しました。
もし潤滑スプレーを吹きかけてしまったときは持ち家の場合は鍵屋さんに、賃貸の場合は管理会社にご相談ください。

 

 

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