COLUMN

不動産コラム

生活

水道管の凍結予防と凍ってしまった場合の対処法

凍結-水道管

 

近年、異常気象が多くなったことにより福岡県においても水道管が凍結するケースが増えています。
2023年1月の大寒波では福岡県内だけで4,898件の凍結が発生しており、温暖な九州といえどもいつ凍結被害にあうか分からない状況です。

 

出典:水道管凍結の問い合わせ 福岡県内の自治体に計4898件(https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230126/5010018999.html)

 

凍結してしまった場合、長時間水道や給湯設備が使えなくなったり、水道管が破裂することもあります。
今回の記事では、水道管の凍結を予防する方法と、凍ってしまった場合の対応方法をご紹介します。

 

特に凍りやすい部分

 

特に凍りやすいのは、屋外にある配管です。屋外に位置していることが多い配管は、たとえば次のようなものです。

 

・水道メーターの配管

・給湯器の配管

・散水栓

 

これらの配管が北側にある場合や、風が直接あたる場合などはさらに凍結の危険性が高まります。

 

特に凍りやすいタイミング

 

マイナス4度を下回ると凍結被害が急増します。水道の使用(配管内の水の流れ)が少なく、気温が下がりやすい深夜や明け方には特に注意が必要です。
しかし、マイナス4度まで下がらなければ安心かというとそうではなく、氷点下の気温が連日続く場合は凍結の危険があります。
実際に2023年1月の大寒波では、マイナス4度に達していないエリアでも凍結の被害が出ています。

 

凍結の予防方法

 

水道管-凍結予防-梱包材

 

水道管に布や梱包材(プチプチなど)を巻くことで、断熱効果により凍結しにくくなります。
使えそうな布や梱包材がない場合などは、ホームセンターに水道管用の断熱材が販売されています。
水道管に巻く際は、水道管と布(や断熱材)がピッタリ触れるようにヒモやテープでしっかり固定します。

 

水道管-凍結予防-水ちょろちょろ

 

また、流れている水は凍りにくいという性質を利用して、水をちょろちょろと出し続ける方法もあります。
断熱材の取付がしにくい水道管の場合にはこの方法が適しています。
一晩中流しっぱなしのため水道使用量が心配になりますが、ジャージャー流す必要はないため一晩あたりの水量はお風呂桶一杯分です。

 

東北などの寒冷地では、水道管の中の水を抜く水抜き栓や、水道管をあたためるヒーターなどがありますが、九州ではほとんど設置されていないため、この記事では触れません。

 

凍結してしまった場合の対処方法

 

もし凍結してしまった場合は、凍った部分に使い捨てカイロを巻くことで溶かすことができます。
使い捨てカイロの場合も、水道管に密着するようにヒモやテープでしっかり固定します。
経験上20~30分ほどで水道が使えるようになります。

 

また、お急ぎでない場合は溶けるまで待つ対処法も有効です。
気温が上がることで昼頃までに溶けることが多いです。

 

もし破裂してしまった場合は

 

凍結が原因で水道管が破裂することがあります。
凍結している間は水が漏れたりしないため気づきにくいのですが、溶けたあとに水が漏れたり吹き出したりします。
そのような時には水道の元栓を閉めて、水道局や管理会社にご連絡ください。

 

福岡県内の水道局の連絡先一覧はこちら:引っ越しをする人必見!福岡県内ライフラインの連絡先まとめ(https://ys-p.com/lifeline-list/)

 

まとめ

 

異常気象により九州でも水道管の凍結が発生しています。
水道管の凍結予防には、配管に布や断熱材を巻く、水をちょろちょろと流し続ける方法があります。

また、すでに凍ってしまった場合は、気温が上がるまで待つか、急ぎの場合は使い捨てカイロを凍結部分に巻くことで復旧できます。
凍結してからの対処よりも予防のほうが効果的です、ぜひ今回ご紹介した内容をご活用ください。

 

 

CONTACT

ご相談だけでもお気軽にお越し下さい。事前にご予約頂くとスムーズにご案内できます。

本社はこちら

092-432-6330